PD-S(システム)試験(仮称)科目B(技能)の第3章は「フィジカルコンピューティングに関すること」。センサーやアクチュエーターを通じて、現実世界(フィジカル)とコンピューター(デジタル)をつなぐシステムを扱う章です。旧エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の中核にあたり、新たにロボティクス・フィジカルAIが明記された、時代を映す章でもあります。小項目は3-1〜3-3。各項目を、意味・なぜ問われるのか・具体例・混同しやすい点にわけて教科書的に整理します。
この章の全体像(小項目 3-1〜3-3)
→ 教科書記事で深く学ぶ(リアルタイム・排他・省電力・テスト環境)
→ 教科書記事で深く学ぶ(センサー選定・精度と分解能・耐タンパ)
→ 教科書記事で深く学ぶ(IoT3層構成・フィジカルAIの導入課題)
3-1. 組込み・制御システムのソフトウェア設計
組込み・制御のソフトウェアは、PCやスマホのアプリとは求められるものが違います。決められた時間内に必ず処理を終えるリアルタイム性、複数の処理が資源を奪い合わないための競合制御、電池で長時間動かすための省電力制御——こうした制約の中で設計する力が問われます。シラバス案では、選定されたOS・ミドルウェアを理解して組み込む設計、テスト環境の構築と結果評価までが範囲です。
3-2. 組込み・制御システムのハードウェア設計
フィジカルコンピューティングでは、「どの部分をハードで作り、どの部分をソフトで作るか(HW/SW分割)」が設計の要になります(第1章の1-5とも密接に関係します)。センサーで正しく現実を測り、アクチュエーターで正しく動かすためのデバイス選定が、システムの品質を決めます。
3-3. 要素技術・デバイスの選定・調達・導入(ロボティクス・フィジカルAI)
この小項目には、シラバス案で新しく明記された「ロボティクス、フィジカルAIの技術内容を理解し、導入のための諸課題について検討を行うスキル」が含まれます。旧ES試験にはなかった、現代的な追加ポイントです。
フィジカルコンピューティングの流れ(現実 ⇄ デジタル)
おさえたい新語
確認クイズ
この章の理解度チェックです(当サイト独自の予想問題。公式の出題ではありません)。
組込み・制御システムのソフトウェア設計で、とくに重視される特性として最も適切なものはどれか。
まとめ:第3章のポイント
- 3-1:組込みソフトはリアルタイム性・競合制御・省電力が核。PCアプリとは制約が違う。
- 3-2:センサー・アクチュエーターの選定とHW/SW分割が品質を決める。
- 3-3:デバイス・要素技術の選定に加え、新たにロボティクス・フィジカルAIが明記。CPSの土台となる領域。
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出典(一次情報)
- IPA「PD(システム)試験 科目B シラバス(案 Ver0.2)」大項目3「フィジカルコンピューティングに関すること」(2026年7月31日更新)[link]
- IPA「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 出題範囲等の改定案 Ver.1.0」(2026年3月)— PD(システム)試験(仮称)の概要・スキルの発揮場面
※試験名は仮称、内容は検討段階の案です。解説・予想問題は当サイト独自のもので、公式見解ではありません。正式シラバス公開時に内容を更新します。

