PD-S(システム)試験(仮称)科目B(技能)の第2章は「ネットワークに関すること」。企業のシステムを支えるネットワーク基盤を、設計し・構築し・運用する技術を扱う章です。旧ネットワークスペシャリスト試験の中核にあたり、ゼロトラスト・ネットワーク仮想化・クラウド接続・冗長化といった現代の重要テーマが盛り込まれています。小項目は2-1〜2-3の3つ。各項目を、意味・なぜ問われるのか・具体例・混同しやすい点にわけて教科書的に整理します。
この章の全体像(小項目 2-1〜2-3)
→ 教科書記事で深く学ぶ(TCP/IPレイヤ・DNS・VPN・ゼロトラスト)
→ 教科書記事で深く学ぶ(冗長化・単一障害点・構成案比較)
→ 教科書記事で深く学ぶ(変更管理・監視設計・障害対応5ステップ・IDS/IPS)
2-1. ネットワーク基盤を構成する技術の適用
シラバス案では、通信プロトコルの特性理解、IPアドレス・AS番号・ドメイン名などの資源を体系的に設計・管理するスキル、IoT/M2M・エッジコンピューティング・モバイル・リモートアクセスなど多様な通信環境の要件を取り込むスキルが挙げられています。さらに、ネットワーク・サーバの仮想化技術の評価・適用、クラウド(SaaS・PaaS・IaaS)の特性を踏まえた接続要件の設計も範囲です。
最重要トピック:ゼロトラスト
シラバス案には、「境界防御及びゼロトラストの考え方に基づきネットワークセキュリティ技術を評価し、適用するスキル」が明記されています。これは第2章で最も現代的で頻出が予想される概念です。
境界防御 と ゼロトラスト の考え方の違い
2-2. ネットワーク基盤の設計・構築・導入(冗長化を含む)
シラバス案では、通信キャリア・ISP・クラウド事業者などの多様なサービスを評価・選定して統合する設計、拡張性と経済性を両立するために複数案を費用対効果・実現可能性で比較評価し最適案を選ぶスキルが求められます。単一の正解を作るのではなく、トレードオフを比較して選定する力が問われます。
2-3. 運用・トラブル対応・保守・改善
シラバス案では、構成を把握して変更管理するスキル、監視方法・判定基準を策定して障害を未然に防ぐスキル、障害箇所を迅速に特定して復旧し、原因分析と再発防止を行うスキル、不正侵入検知・防御・診断ツールを活用するスキル、そしてライフサイクル最適化のために改善案・移行計画を立案するスキルが挙げられています。
確認クイズ
この章の理解度チェックです(当サイト独自の予想問題。公式の出題ではありません)。
ゼロトラストの考え方の説明として、最も適切なものはどれか。
まとめ:第2章のポイント
- 2-1:通信技術・資源管理・仮想化・クラウド接続を基盤に反映。ゼロトラスト(常に検証する設計思想)が最重要トピック。
- 2-2:オンプレとクラウドを組み合わせ、冗長化で止まらない基盤を設計。複数案の比較選定がカギ。
- 2-3:監視・変更管理・障害対応(特定→復旧→再発防止)・改善で“動かし続ける”。
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出典(一次情報)
- IPA「PD(システム)試験 科目B シラバス(案 Ver0.2)」大項目2「ネットワークに関すること」(2026年7月31日更新)[link]
- IPA「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 出題範囲等の改定案 Ver.1.0」(2026年3月)
※試験名は仮称、内容は検討段階の案です。解説・予想問題は当サイト独自のもので、公式見解ではありません。正式シラバス公開時に内容を更新します。

